約 6,940,004 件
https://w.atwiki.jp/aionon/pages/22.html
ウィザード(スペル・スピリット) 特徴 長所 豊富な魔法。催眠や足止め等の魔法 短所 MP消費が激しい、全ウィングTOP ウィザードは主に距離とスキルの選択が鍵となる。 武器は本(スペルブック)と珠(オーブ)の二種類。 ディーヴァへの転職後に、それぞれスペルウィング、スピリットウィングと 分かれるがここで大きな溝がうまれる。 スペルウィングは強力な魔法を覚え、破壊力が増す。 スピリットウィングは精霊を召還し、戦うという少し変わった職となる。 各スキルに大きな違いがあるので注意すべきである。
https://w.atwiki.jp/daiginjoh/pages/19.html
スキル構成 ステータス構成 スキル構成 スキルポイントの割り振りに悩まされるのは、魔法職の常だ。 しかし経験値効率のよいモンスターやクエストが増えた昨今では、転生の敷居は格段に下がっている。 転生してからが本番、と割り切ってしまえるのであれば、未転生の時点で必要度の高いスキルはそう多くはない。 +マジシャン 基本 http //uniuni.dfz.jp/skill4/wiz.html?10rEdxnndodn6k ウィザードに転職後、メテオストーム、ストームガスト、クァグマイアの修得を目指す汎用タイプ。 ここまでで計34のスキルポイントを使用。残りを適宜振っていくこととなる。 ハイマジシャンでは当然50転職を目指したいところだが、未転生では40転職でも大きな問題はない。 ジオ園での快適性を求めるなら、高LvのファイアーボルトやSP回復力向上の修得も視野に。 殴り http //uniuni.dfz.jp/skill4/wiz.html?10qnfNfkbo8k 通常のマジシャンとは異なり足を止めての近接戦闘が主となる為、SP回復力向上の恩恵が大きい。 マイトスタッフや一反木綿挿しのカウンターダガーを運用するのであれば、最大Lvまで修得したい。 セイフティウォールはマジシャン時代では特に必要ないが、他に取るようなものもない。 +ウィザード 基本 http //uniuni.dfz.jp/skill4/wiz.html?10rRdxnndodqabaNGXgK メテオストーム、ストームガストでの殲滅力に優れる汎用タイプ。 ロードオブヴァーミリオンってなんですか? ファイアーボールはLvを6まで上げることで、詠唱とディレイが大きく短縮される為、 ブラディウムゴーレム狩りなどで重宝する。 殴り http //uniuni.dfz.jp/skill4/wiz.html?10qnfNbXboadcBdnbnak 殴りウィズの代名詞、クァグマイアの修得を最優先したい。 加えて、フロストノヴァとアイスウォールの存在により、特定の状況下では他の近接職を上回る安定性を誇る。 辛い殴りマジの時代を乗り越え、殴りウィズとして花開く瞬間である。しかし所詮は殴りなので七分咲き。 余りがちなウィザードのポイントをマジシャンスキルに回し、セイフティ、ファイアー、アイス、三つのウォールスキルをマスターしてみるのも面白いかも知れない。 +ハイウィザード 基本 http //uniuni.dfz.jp/skill4/hwz.html?10rRdKnndodqabaNGXgAfNak 魔法力増幅の追加により、ウィザードから純粋に火力を強化された形になる。 同じく新たに追加されたソウルドレインは、対単体火力に乏しいハイウィザードの時点での有用性は低い。 最大SPの増加は持久力と直結するが、エナジーコートの消費も増えてしまうのがネック。 各自のプレイスタイルに応じて、修得を検討されたい。 殴り スキルシミュレータのアドレスを載せるのが馬鹿らしいほど、ウィザード時代からの代わり映えが全くない。 一応は固定ダメージスキルのグラビテーションフィールドが有用ではあるが、 魔法をダメージソースとするのは殴りウィズとしてどうなのかという疑問が残る。 マジッククラッシャーがタゲ取りに便利と言えば便利ではあるのだが…… ソウルドレインは上述の基本タイプと同様の理由から、修得には留意すること。 +ウォーロック 基本 http //uniuni.dfz.jp/skill4/wlk.html?10rEeKoafbdqabbodKgFfNacdBeAaBqOaoeoqAcHcY クリムゾンロック、チェーンライトニングといった高火力な対単体スキルの登場により、 ソウルドレインのSP回復効果が光る。 殴り http //uniuni.dfz.jp/skill4/wlk.html?10qnfNoXeBdqcBeaeBgA2bdAanbo2oaSaocHcY 各種ウォーロックスキルの効果により、状態異常をばらまきながら戦うというトリッキーさに磨きがかかる。 スタンと出血を付与できるようになることから、テトラボルテックスをLv1だけ修得しておくのも有用だろうか。 リーディングスペルブックでの無詠唱発動も、カウンターダガーを運用する低DEX型には効果が高い。 テトラボルテックス型 http //uniuni.dfz.jp/skill4/wlk.html?10qneAoafbdqabbodBgKcAacdBdSaFqSqBebqncHcY ウィザード系は単体火力に乏しいと、誰が決めた? 常識という名の鎖に囚われた社会の歯車たちよ、俺がお前たちをロックしてやる。 それが俺という存在――そう、俺が、俺こそが、テトラボルテックス。 夢からさめなさいー。 田中さん http //uniuni.dfz.jp/skill4/wlk.html?10GAfnoXbOdDcBrObxbxfNaoaodnbsqSaSeFaocHcY 時代を先取りしすぎた水特化タイプ。 火属性スキルとリコグナイズドスペルを切ったことによる、豊富なスキルポイント、及び高い狩場適応能力が魅力。 一見、火の通りやすい地属性の敵に対して有効打がないように見えるが、地Lv4の敵であっても水属性は100%通る。 これにより、聖と闇以外の敵に対しては100%以上の威力を望める。 PT戦でこそ真価を発揮する火力支援タイプの一種だが、 ステータス、装備、立ち回り次第ではある程度のソロ活動もこなせるオールラウンダーと言える。 ステータス構成
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/470.html
執行委員の奔走 後編 いいかハヤテ、とナギは言った。 「あの時、ノーチェが蓮司の状況を指してなんと言ったか、覚えているか?」 突然話を振られたハヤテは、人影の見覚えのある妙な動きから、ナギへと視線を戻す。 ノーチェとナギが話をしたのは、ハヤテの知る限り今日の昼間一度だけ。 ならばその間にあった柊についての話題を思い出せばいいということになる。彼は5階でナギに紅茶を淹れていた頃のノーチェの言葉を思いだす。 「え? え、えぇっと……『存在の時間を巻き戻された』、でしたっけ?」 「そうだ。他には?」 「他に、と仰られましても……というか、お嬢さまはよく覚えておいでですね。あの時は柊さんで遊んでおられるだけかと思ってましたが」 具体的には自分の名前を呼ばせたりとか、菓子をくれてやったりとか、質問に答えてやったりとか。 ハヤテの天然ツッコミにナギは頬を染めながらあらぬ方向に視線をやりつつ答える。 「わ、私のことなどいいのだ! 今の議題はノーチェの発言についてで、助手のそれ以外の発言はこの超探偵ナギが許さんぞっ!?」 「発想力が超ぶっ飛んでる探偵さん、ということでいいのでしょうか?」 いやまぁ確かにナギはアニメでも原作でも探偵役振られた時に『事件の真相は面白い方がいい』という考えからかっ飛んだ犯人を指名したりしたけども。 閑話休題。 そんなことをたずねつつも、彼はナギが人の命がかかった局面までギャグで通すような娘ではないことは理解している。 ともかく、とハヤテは何とか思い出そうとあの時のノーチェの言葉を思い返す。 「えーと……確か、この魔法が魔王とか呼ばれてる方々にも難しいとか、この魔法が柊さんを狙ったものではないかもしれないとか。 あとは、これが呪いじゃないとか言ってましたっけ」 「そう、それだハヤテ。よく覚えていたな」 「ど、どれのことでしょう?」 「『この魔法が呪いではない』ということだ」 そう真剣な表情で告げるナギ。 それが彼女の掴んだ小さな鍵。その鍵を手にした誇り高い少女は、大事なものを守るためにその先に進んだ。 ―――たとえ、良すぎる頭がその先の別れすら予見させていたとしても。 大事なものを守るために。亡くす後悔を知る彼女は、それを今度は味わわないために。ただ、前へ。 「よいか。柊蓮司が6歳児になった魔法は、魔法であって呪いではない。 この2つの違いが何か、わかるか? ハヤテ」 「確かノーチェさんがおっしゃってましたよね。 呪いっていうのは『かけた相手とのつながりのあるもの』であって、柊さんにかけられたのは『効果の終了した魔法の結果』でしたっけ―――って、あれ?」 答えたハヤテが、自分の言った言葉に対して引っかかるものを感じたように汗を一筋垂らした。 もしも、ノーチェが言っていたことが本当なのだとしたら――― 「おかしいだろう? 『効果の終了した結果』なら、今みたいに進行・変化することはありえないんだよ」 ナギがハヤテの心を読んだようにそう告げた。 柊が小さくなったのは呪いではなく魔法の結果。 魔法で水を凍らせてできた氷の状態であり、固まった氷に変化を与えるには他の魔法が必要になるように。 今の彼の不調は別の魔法による干渉ではないのか、と彼女は推論したのだ。 ハヤテがあわててたずね返す。 「で、でも柊さんは小さくなってからどなたかに魔法をかけられてたりするようなシーンはなかったですよっ?」 「あぁ、ない。 けど、もしもそいつが『完成したはずの魔法をいじってる』としたら? 私は魔法には詳しくないからわからないが、自分のかけた魔法とつながりがなくても、基は自分の作った魔法なんだ。つながりを作ることは本人なら可能なんじゃないか? いや、さすがにそこまでは考えが突飛すぎて可能か私には判断できんが、あざみたいな印が変形してることを考えれば魔法をいじってる奴がいるってのは充分考えられる。 完成品のプログラムを書き換えるみたいに、こいつの中の魔法の効果を書き換えてる奴がな」 言いながら、ちらりとナギは柊少年に視線を移す。 先ほどまでの無愛想な表情も、誉められた時の素直な笑顔も、照れた時の頬を染めた姿も今はなく。 ただ苦しげな浅い呼吸を繰り返し、意識もあるようには見えない子どもを再び目に映し。 絶対に助ける、という強い意志を新たに。 ハヤテもその気持ちは痛いほどわかるものの、命がかかっていることであるだけに、慎重に考えつく他の事態についても考えをめぐらせる。 「ですがお嬢さま、時限式で魔法の効果が変化するようにもともとプログラムされていたのかもしれませんよ? ほら、爆弾魔が使う爆弾が時限式なのが多いみたいに、魔法で同じことができるのかもしれませんし」 「なるほど……だが、その可能性は低い」 しばらく考えて、しかしナギはハヤテの考えを否定した。 「まず第一に非効率的だ。 ドラマやアニメの爆弾魔がなぜ時限爆弾を使っていると思う。 自分達の安全を確保でき、時限装置によって起きるパニックを楽しむという愉快犯的な性格の悪い楽しみ方ができるからだ。 そんな奴が自分の身を危険にさらすはずがないから直接魔法をかけるために戦ったりはしないだろう。 愉快犯ではなくもともと殺すのが目的なら、小さくするなんて余計な一手をしかける必要はない。切羽つまった中でやむを得ず逃げるために使ったと考えるのが妥当だ。 それに、日常の行動を見る限りものすご―――っく不安が残るとしても、ノーチェって奴は調査の専門家なんだろ? その程度の仕掛けを見逃すとは思えん」 「ほぼ毎日誰かにたかったり、水晶球がないとちょっとよく食べて腐れ縁が多いだけの女の子でも、水晶球だけは信用できますからね。 確かに可能性としては低いですか」 ひどい認識だ。間違ってないけど。 ともかく、とナギが指を立て、真剣な表情で続けた。 「魔法をプログラムだと考えるなら、プログラムをいじくってるハッカーがこの魔法を書き換えてる犯人だ。 直接プログラムを書き換えてるのなら、ハッカーはこいつにかけられてる魔法を構成するデータにアクセスしてることになる。 つまり、ノーチェが言っていた『魔法と術者の間のつながり』がつながってる状態にあることになる。 魔法について調査ができる奴がいれば、IP調べるみたいにちょちょいとそいつの居場所を突き止めることができるんじゃないか?」 「そしてそのハッカーさんを潰してしまえば、最低限柊さんがこれ以上苦しむことはなくなる。 僕は詳しいことはわかりませんが、ハッカーが柊さんのプログラムを作ったのと同一人物だったら、完全に潰せば子ども化も初期化できる可能性があるってことですね?」 嬉しそうなハヤテの言葉に今日一日の柊少年との思い出が頭の片隅にちらつくナギ。 『ナギねーちゃん』、と呼んでくれた声がまだ心のうちに残っている。 それでも。三千院ナギは選択する。姉と呼んでくれた少年がいなくなろうとも、自分の言葉を嘘にしないために。 死んでしまうかもしれない相手へ後悔を残すことだけは、もう二度としたくないと思ったから。 だからこそ、彼女は力強く頷く。未練を断ち切るように。もう一度だけ姉と呼んでほしかったという思いを、ここに置き捨てて。 「―――あぁ。 だからハヤテ、一刻も早く信用できる魔法使いに来てもらえるように上にいる初春に言ってきてくれ」 そう言われたハヤテは、正直な話困った。 ナギの推測が正解ならば、実は彼には今すぐ解決できるかもしれない手札が揃っているのだ。 しかし、目の前のお嬢さまがこの場にいる限り特殊能力が発揮できないカードがある。 となるとナギがここにいるのは得策ではなく、その上ナギの言うことを聞けばハヤテは解決のための手札使用が不可能。 そのためえーと、と呟きつつ彼がどう返答しようか迷っていると。 不意に、苦しい息の中柊少年が薄く目を開けた。 「ナ、ギ…ねーちゃ……?」 「蓮司っ!? どうした、苦しいのか? 暑いのかっ!?」 ナギが少年の手を握る。やけに熱い小さな手を。 必死な様子のナギをしばらくぼーっと見つめていた少年は、ふにゃりと頬をゆるめた。 「なんで、ねーちゃん……なきそう、なんだ?」 「ば、馬鹿者っ! 泣いてなどおらぬわ、他人の心配なんてしてる場合かっ!?」 「……ごめんな」 そう言った少年の手を、ナギはぎゅっと握りしめる。 「謝るなっ! 何を勝手に諦めているのだ、私のことを姉と呼んだ以上、中途半端なことは許さんぞっ!?」 力強くそう言った彼女の言葉に、困ったように笑って。 柊少年はナギに言った。 「なおったら、あそんでくれよ? やくそく」 少年の出した小指に、ナギはあぁ、と頷いて。自分の指を絡め指きりをした。 それだけすると、少年は力尽きたように再び目を閉じる。 力が抜けて滑り落ちる指の感触に、ナギはたまらず立ち上がった。 ハヤテは柊少年の額に手を当て、うなる。 「……これはよくありませんね、先ほどより熱が上がっています。一刻を争うかもしれません」 「―――ハヤテ。先ほどの命令を撤回する」 立ち上がったまま、ナギは宣言する。 約束をした。ならば守らなければならない。それが三千院ナギの矜持だ。 「私は子どもの看病の仕方を知らない。まだお前の方が知識はあるだろう。 初春への依頼には私が行く。 治ったら遊びに行こうという約束を守るには、それが一番効率的だ」 「か、かしこまりましたお嬢さま。お気をつけて」 「うむ。―――蓮司を頼んだぞ、ハヤテ」 走るのも苦手で、運動も嫌いな少女は。それでも大事な誰かを守る方法を探すために、その部屋から駆け出した。 *** ナギが階段を一心不乱に上っていく音を聞きながら、ハヤテはナギが気づかなかった仮眠室の外にいる相手に声をかけた。 手札の確認と、逆転の一手のために。 「もう入ってこられても大丈夫ですよ」 「……そうですか。では」 そう前置いて入ってくるのは、長い黒髪の少女。品のいい和装と肩ストールをかけた、ナギと同じか少し年上くらいの少女だった。 いやあ、とハヤテが笑って告げる。 「今度は東棟ですか。中々入り込むのは難しいところだと思うんですが、今日はどちらに行こうとされてたんですか?」 「いえ、寮に帰ろうとしていただけだったのですが……ここは東棟だったのですか。てっきり、ナギの別荘かと」 「別荘にはこんなパイプ椅子とベッドはないですねー、残念ながら」 相手の返事にいつものことながら彼女の方向オンチの凄まじさを実感する。 ちょっとうっかりすると、移動教室の度にダンジョンに行ったりジャングルを徘徊したり学園海に到着したりと、なかなか念の入った方向オンチなのである。 方向を間違えるくらいでは話が済まず、歩いている先にワームホールでも開いていそうな、学園世界でも有数の方向オンチが彼女だ。 しかし。その方向オンチも、こんな時には心強い。 「と、いうわけでですね。 ―――困ってらっしゃるところを申し訳ありませんが、お嬢さまのあれだけ一生懸命なお願いなんです。 協力していただけませんか? 伊澄さん」 ハヤテが悪戯っぽくウィンクしながら少女―――鷺ノ宮 伊澄にたずねる。 可能かどうかではなく、やってくれるかどうかを聞いているのだ。 彼女へのこういったことに関しての信頼は厚い。 彼の言葉の意味と心情を理解しているのか、伊澄は優しく微笑んだ。 「はい。お話は壁の向こうでお聞きしました。 私の大事なナギのためです、喜んでお手伝いさせていただきます」 「ありがとうございます。 ……つきましては、まず携帯電話を貸していただきたいんですけど、よろしいですか?」 曖昧に笑って言ったハヤテに、携帯?と頭に疑問符を浮かべる伊澄であった。 *** 「初春いるかっ!?」 「はいぃぃぃっ!?」 ノーチェもおらず、他の執行委員たちも任務や侵魔の捜索のため出払っていて、一人で5階にこもって仕事をしていた初春は、突然大声で呼ばれて思わず背筋を伸ばした。 ばくばくと大きく跳ねる心臓をなんとか落ち着かせ、声の主のほうを見る。 「び、びっくりしたぁー……三千院さんでしたか、何かご用ですか?」 「とりあえずお前が信用できる魔法に詳しい調査系の能力をもった奴と連絡をとれっ」 ずかずかと部屋に入りながらそう命令口調で告げるナギに、混乱しながら彼女は聞き返す。 「え、えぇと……な、なんででしょう?」 「私は魔法使いの知り合いなどいないからに決まってるだろ、早くっ!」 「理由を教えてくださいよっ!?」 「はやくって言ってるだろっ、時間がないんだよ!」 背景にハムスター(初春)VSドラゴン(ナギ)の構図である。 コミュニケーション能力のあまり高くないナギが何の説明もしないまま無駄に時間をすごしていくかと思われたその時、ナギの携帯が着信を告げる。 えぇいこの忙しい時に、とイライラはそのままに乱暴に通話ボタンを押す。 「えぇいっ! なんなのだこの忙しい時に!? こっちは取り込み中なんだ空気読めバーカっ!」 『待ってくださいお嬢さまっ、僕です! ハヤテです!』 執事の必死な声を聞き、ナギの怒りが一瞬おさまる。 「ハヤテっ? なんだ、どうした。まさか蓮司になにかあったのかっ!?」 『い、いえまだ絶賛発熱中ですけど……お嬢さまのお探しのものすっごい力を持った魔法使いさんが、ぐーぜん、今こちらにいらっしゃったんですよ』 間。 「な、なんだと―――っ!? なんなのだその私のタイミングの外しっぷりは! ものすごく頑張ったんだぞっ!? このエレベーターもエスカレーターもない旧式の建物の2階から5階まで登ったんだぞっ!? 最後はへろへろだったんだぞっ!?」 『は、はい。お疲れ様です』 「私の苦労はなんだったのだっ!? 骨折り損かっ、骨折り損なのかっ!? あぁもういい私もすぐそっちに戻る!」 機関銃のように喋りだすナギ。しかしハヤテとしては彼女に戻ってきてもらっては困る。 伊澄はナギの前では『力』を使わないと決めているからで、来てもらってはナギの全力疾走は本当に無駄になる。 だからハヤテは必死に止めた。それはもう必死に止めた。 『ま、待ってくださいお嬢さまっ! お嬢さまにはそちらでやっていただきたいことがあるんです!』 「やってほしいこと? なんだそれは」 無愛想ながらもそう聞き返した少女に、ハヤテはいくつかの指示を出す。 それを聞いていたナギが、ニヤリと笑った。 『―――というわけなのですが、お願いできますかお嬢さま?』 「なるほどな。 カウンターは速攻の方が効果があるということか。任せておくがいい」 力強くそう言ったナギは、今まで蚊帳の外に置かれてぼーっとしていた初春に視線を戻した。 つり目少女に睨まれて、びくんっ、と一つ震える初春。 「な、なんでしょう?」 「ハヤテからのお前への頼みだ。お前のそのパソコンを使えば、執行委員連中全員の携帯を通話状態にできるらしいじゃないか?」 「え、えぇ。ちょっと皆さんの携帯をいじらせてもらってそういう機能をつけたことが……」 「やれ。今すぐ」 「で、ですからっ! なんの理由もないのにそんなことできるわけが―――」 「ハヤテの頼みだっ! 蓮司の命がかかってるんだよ、早くやれっ!」 すでにナギの剣幕がツッコミ専用ラケー○ンハンマーを使えそうな域に達しているため、初春もあまりツッコめない。 半ばヤケになりながらキーを叩き出す。 「あーもうっ! 後で絶対説明してくださいね綾崎さんっ!」 『りょ、了解しました初春さん』 初春の分身指が目まぐるしく動き出し、彼女は最後のエンターキーを叩く前にナギに聞いた。 「それでっ、私は皆さんになんて言えばいいんですかっ?」 「そこから先は私が引き受ける。ご苦労だったな初春」 答えながら、ナギは目いっぱい息を吸い込んで初春が叩こうとするエンターキーを代わりに叩き、彼女の前にあったマイクをかっさらう。 マイクの向こうのスピーカーから、大事なモノを守ってくれるヒーローたちに届くように。 彼女の大好きな漫画の主人公のように。 あらん限りの声を振り絞って、叫ぶ。 「お前ら全員っ……空を見ろぉぉぉぉぉぉぉぉ―――――――っ!!」 *** ナギのあらん限りの声を携帯越しに聞いていたハヤテは、伊澄に目配せした。 伊澄のたおやかな手には、一枚の霊符がある。 彼女は目つきを仕事用のものに変えて、では。と告げた。 伊澄は鷺ノ宮家に代々伝わる一子相伝の秘術を受け継いだ、鷺ノ宮史上でもかなり強い部類の光の巫女である。 彼女が札を出しただけで、ちょっとうっかり人を襲う3m近い熊がなついたりするくらい強い力を持つ。 霊符を柊少年の胸辺りにかざし、茫洋とした瞳に光を宿す。 「ナギがあれだけ一生懸命なのは珍しくて、ちょっと私も嬉しいです。 ですから―――ナギのお願いでもあります、少し本気でいきますね」 「はい。もう思いっきりやっちゃってください。 今日一日、お嬢さまはすごく楽しんでらっしゃいました。 僕もこの犯人さんには色々とお返しを差し上げたいので。僕の分も派手に上乗せでお願いしますね」 ハヤテの少し怖い笑顔に、伊澄は優しく微笑んだ。 「ハヤテさまがそう仰るのでしたら、上乗せで。 それでは、呪者探知術式―――」 そう言って彼女はわずかに目を細め、強い口調で続けた。 「―――『襲・逆探知』」 伊澄がそう告げた、刹那。 彼女が持っていた符がまばゆいばかりの輝きを放ち、仮眠室の窓から矢のように白い光の塊となって飛び出した。 白い光矢は一直線に天を駆け、迷うことなく一点へと飛んでいき―――着弾と同時、爆発が起きた。 その光景を見ていたハヤテはゆっくりと伊澄の方を振り向き、一言だけたずねた。 「あ、あの伊澄さんっ?」 「なんでしょう?」 「爆発は、ちょっとやりすぎでは……」 「ハヤテさまの分ですよ?」 「えぇー……ぼ、僕の分ですかー。ありがとうございます」 困った様子を見せないように笑いながら礼を言う。が、その内心は複雑だ。 それは確かに派手にとお願いはしましたが周囲に被害が出ていた場合そそのかしたのは僕ってことになるんですかね、と内心ぼやいてみる。 伊澄は妖怪退治の仕事をしている間もサポートとアフターケアに電化製品メーカー並に気を使う、そういうところはしっかりものさんだ。 しかし、若さゆえにか能力にムラがあることもあるわけで。力が上手く使えなかったこともあるので、逆に絶好調すぎる時は無駄に破壊してしまうかもしれない。 ナギがマイクに向けて光を追うように言っているのを聞きながら、犯人が誰かに迷惑のかからないところにいてくれることを祈るハヤテであった。 *** ありとあらゆるものが新しい学園世界の中では数少ない、廃墟のようになった場所がある。 そこは、学園世界が成り立つ際に食料供給プラントの開発を行おうとし、その実験の廃棄処分品を一箇所にまとめた箇所。 今では完成した施設が地下にあるものの、失敗のない事業などはない。 施設を完成させるための失敗作の廃棄場。 今では廃棄された建物だけが残る廃墟の街。新しいこの世界において、人の流れのまったくない 忘れられた街(ロストメモリー)。 そこに飛んだ光の矢は、廃墟の一つを倒壊させながらその中にいたものを貫いた。 爆心地。 もうもうと粉塵舞うその中心で、むくりと立ち上がるものがあった。 くすんだ髪をなでつけて、そいつはため息をついた。 「痛いなぁ、もう……どこかの人間が爆撃でもはじめたの? まったく、非常識な……」 年の頃は14、5ほどだろうか。 人の世の常識を説くその少女は、しかし人間ではない。 侵魔。 プラーナと呼ばれる存在の力を食らうために現れる人間の天敵。 人と変わらぬ姿に見えようと、世界を飲み込む悪意の一つ。ヒトを食うバケモノ。紅い月の使者。 爆撃のような一撃を食らってなお、そいつは生きていた。 あーぁ、とぼやく。 「あー。バレないようにそこらへんたむろしてた男の子からちょっとずつもらって回復させた分が台無しじゃない。 ツイてないなぁ。せっかく組んだ術使って『あの女』を消してやろうとしてたのに、まさかあんな邪魔が入るなんて思わなかったし」 侵魔は少しだけ思い返す。 今日の『ツイてない』の極めつけである、この世界を飛び回る忌々しい人間であり、侵魔の天敵の一人との戦いを。 彼女の長い人生でも、その時ほど命の危機を感じた時はないといっていい。 この世界でも有数の権力の集中した、ある娘を消去するための術式を完成させるため、今日もプラーナ狩りに行こうとした時、そいつに出くわしたのだ。 鈍い刃金色。迷いのない目。ためらいのない行動。その全てが、研ぎ澄まされた剣のよう。 あれこそが侵魔の天敵。魔を殺す魔。ウィザードと戦ったことがないではないが、人間というものは心のありようであそこまで力を増すものなのかと戦慄した。 名ばかりが先行しているだけの小僧かと思えば、けして侮ってはならない相手であったことを痛感させられた。 その刃で貫かれた時を思い出した体の震えを否定するように、彼女は首を振る。 「……やっぱり、今のうちに確実に消しておかないとね。 まだ隠れ家になりそうなところはいっぱいあるし、はやいところ身を隠して術式の書き換えの続きを―――」 しないと、と言おうとした彼女の周囲が、急激に変化した。 深い海の底のように。夜の帳の落ちる直前の空のように。夜が明ける少し前の厳かな大気のように。 落ち着いた、深い『蒼』が周囲を埋め尽くした。 覚えのある光景に、思わず彼女は息を呑む。 当然といえば当然だ。彼女自身も扱うことのできる異能であり、知り尽くした力なのだから。 効果は隔離、名は月匣。 第八世界ファー・ジ・アースにおける魔法を扱う者の中でも、外より来たる 侵略者(エミュレイター)から世界を守る『夜闇の魔法使い(ナイトウィザード)』の魔法。 侵魔(エミュレイター)たる彼女の、天敵の扱う能力だ。 何が起きているのかわからない彼女は、体中を押しつぶそうとするようなプレッシャーを四方から受けて息をのむ。 何者か、と問おうとしても圧力のせいで声が出ない。 どんなことをしようとしても死につながるイメージが浮かぶ気がして、声一つ上げられない。 重い重い圧力を感じながら、彼女が心底思ったのは『死にたくない』ということだけ。 死なないためにはどうすればいい? この場にいれば殺される。だったらここから逃げるしかない。 逃げよう、と思った彼女が全身に絡みつく鎖のような金縛りを、死にたくないという一念で振りほどいて一歩を踏み出した瞬間。 彼女の踏み出した足の数センチ先に、深々と小型の投擲武器―――彼女は名前を知らなかったものの、俗に苦内(くない)と呼ばれる武器である―――が突き立った。 クナイはもともと工具であり、今でいう万能ナイフのような役目も果たしていた。 そのためどのような人間でも持っていて不審に思われなかったこともあり、隠れて武器を持ち歩く必要のあった職業―――乱破、要は忍者の道具というイメージがついた。 小型のクナイを投げる技は忍術において飛苦内と呼ばれ、この技を使いこなす者は相当の手練と呼ばれたという。 ―――彼女にそのクナイを投げつけた相手は、おやおや、といつもと変わらぬおっとりとした声で告げた。 「動かぬ方が身のためでござるよ。 ……という言い回しも、なんだかあんまり意味がない気がひしひしとするでござるが」 青い世界にまだ残ったままの、朽ちかけた建物の残骸の上。 髪の色と同じく、深い茶葉の色をした忍び装束に身をまとった細目の少女が、笑みをたたえたままに続ける。 笑顔ではあるものの容赦のないように見えた少女から離れようと、無意識の内に侵魔が一歩退る。 ―――それを釘刺すように、背後から新たな声がかかった。 「ですねェ。残念ながら、逃がしてあげることはできないわけですし」 あわててそちらを向けば、黒髪おかっぱ頭の娘が困ったように笑って立っている。 額には風除けのゴーグルがかけられ、肩には杖を備え付けてあるほうきがある。風除けのゴーグルがあるということはそのほうきを使って空を飛ぶ魔法使いということだ。 侵魔も箒はたくさん見てきたが、彼女のほうきと同じ型のものは見たことがない。 となればそのほうきは娘自身が作り上げた一品ものであるということで、彼女が有能な錬金術士であるという証明でもある。 ―――挟まれた、と認識した侵魔が他に活路を見出そうとした時、横合いの角から詰襟姿の緑頭の少年が現れた。 「おぉ、ホントにいた。後でアイツには感謝しなきゃな」 少年の手にはモップ。 何の変哲もないモップにしか見えないものの、よく見れば両手に何かしらの刺青のような紋がある。 侵魔には何の力があるものなのかは理解できないが、モップを手にした少年はこの異常事態のど真ん中にやってきても気負いなど欠片も見せはしない。 ならば、彼もまた何かしらの能力を持ち。その上見かけによらない修羅場をくぐっているだろうことは想像にかたくない。 ―――こきり、と関節を鳴らす音がした。そちらを見上げれば、桃色と白のセーラー服の上から紅いマントをなびかせた、腕組み仁王立ちの少女が立っている。 「ここまでしといて、タダで済むとは思ってないッスよねぇ?」 酷薄な瞳と凄絶な笑み。 格好そのものはふざけているようにも見えるが、胸のブローチから溢れるエネルギーはプラーナに換算しても異常だ。 核融合炉並みのエネルギーを起こせるようなエネルギー物質を身につけたその少女の力を侮ることなどできるはずもない。 そんなものを持った少女が、自身に明確な敵意を抱いているということに身の危険の予感が加速する。 ―――お相手を/発見ですっ!と上空からの声が響く。 「敵エミュレイターを確認。 現場に到着しました」 「お仕事なんとか終わらせて来たんだもん、いっぱい痛い目にあってもらうからねっ!」 黒髪に青黒が基調、リボンのモチーフのドレス戦闘服を身に纏い六芒星とリボンの杖を持った少女と、 銀髪に白桃が基調、白い翼のモチーフのドレス戦闘服を身につけ五芒星と白い羽の杖を持った少女。 彼女たちの持つステッキは、魔道をかじった者ならばその異常は一目で理解できる。 異界を作り、異界を繋ぎ、異界を覗き、異界を解す。その技術の結晶をこんなふざけた形にまとめたなどと、よその世界では誰が信じるだろうか。 ―――ずん、とやけに重い足音が響く。 「ふもっ!!」 『目標を捕捉。これより殲滅に移る』。ただしその言葉までは侵魔に届きはしない。 学園世界の技術をもってしても何故かボイスチェンジャーを働かせないと上手く動かない制圧戦用パワードスーツの一種。 量産化され、様々な改造機が作られている強化服『ボン太くん』だ。彼らは一様にファンシーな姿をしているものの、原典たる『彼』には他にない特徴があった。 ファンシーないでたちには似合わない左頬の十字傷は中に入っている人間と同じもの。オリジナルに乗るのは、強化服としてのボン太くんの産みの親でしかありえない。 ―――青い稲光が遠くに落ちた。 「ま、アイツの不注意も原因と言えば原因だけど。 けどね。年端もいかない子どもを遠くからネチネチイジめて悦に浸るっていうのはちょっと見過ごせないでしょ」 雷光に呼ばれたように、数瞬前までその場にいなかったブレザーの少女が倒壊した建物の上に立っていた。 遠雷の音に応じるように、青い世界に青白い光が舞った。少女の髪先から、指先へと弾けるような音とともに指先へと迸る。 ゆっくりと少女が手を開けば、そこにはまるで撃墜印のような星の描かれたオモチャのコインが何枚も握られている。 細い電光が幾筋も空を走るものの、それは彼女の力のほんの片鱗でしかない。彼女の内に秘めたその力は落雷すらも自在に操るのだから。 周りを囲むように、たくさんの少年少女たちが立っていた。 自分に逃げ道がないことは侵魔にもわかる。 彼らの力は一人一人が名のあるウィザードに匹敵すると直感的に理解していた。 しかし彼女は絶望を通りこして呆然としたところで、ふと疑問に思った。 彼らの力は力あるウィザードと並ぶ。その通りだ。しかしウィザードであるわけではない。 つまりウィザードと同じ能力を持っているわけではない。月匣を張った相手がここにはいるはずなのだ。 「誰がこの月匣を張っているのか、でありますかな?」 手に取るようにわかるでありますよ、という低めの少女の声で見透かされたように心に浮かんだ言葉を口にされた。 声にそちらを振り向けば、大きな水晶球をごとんと砕けたアスファルトの上に置いて、この月匣の主が現れる。 ―――銀のツインテールをなびかせて、ゴシックロリータ服に身を包んだ、ざくろのような赤い瞳の人ならぬ少女。 「三途の川を渡る六文銭は渡せないでありますが、冥土のお土産にどうぞ答えをお持ち帰りください、なんて言ってみるでありますよ。 ま。ウチの可愛らしい代表どので遊んでくれたお礼はきちんとしておかねばならないでありますし。 執行委員がここまで勢ぞろいで大盤振る舞いされるのもなかなかないでありますから、お土産二つ目としてどうぞゆっくり楽しんでってほしいであります」 では、と彼女は一礼し。 めったにしない芝居がかった言葉で別れの言葉を告げた。 ここは入った者を逃がさない月の匣。 囲むは世界を守り続けている守り人。 逃げ場もなく、勝ち目もなく、助っ人もない獲物では、結末など書くまでもない。 月匣に、事件の終焉を意味する叫び声が響いた。 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/dq9takaramatome/
DQ9宝の地図攻略スレまとめ@wikiへようこそ 宝の地図攻略スレ、のテンプレ及び質問や答えをまとめているwikiです。 基本的にみんなで編集していくページですが、ガセネタは入れないで下さい。 携帯用メニューへ 以下テンプレ 1 ここは宝の地図を攻略するスレッドです 次スレは 900が立てる事(テンプレはwikiからコピペ) 無理なら他の人にお願いする事 ▽前スレ 【DQ9】宝の地図攻略スレ26 http //schiphol.2ch.net/test/read.cgi/ff/1250702248/ ▽関連スレ 【DQ9】宝の地図 場所質問スレ その5 http //schiphol.2ch.net/test/read.cgi/ff/1249910594/ 【DQ9】錬金レシピスレ 6品目 http //schiphol.2ch.net/test/read.cgi/ff/1250607026/ ▽ツール類に関する話題は以下のスレでどうぞ 【DQ9】地図情報解析依頼スレ2[裏技・改造板] http //schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gameurawaza/1250917544/ ▽攻略用情報 ・宝の洞窟確認用地図 ttp //2ch-ita.net/up2/download/1250693866.png ・洞窟の場所 ttp //www15.atwiki.jp/akaitsubasa-dq9/pages/172.html ・マップ別敵ランク ttp //www15.atwiki.jp/akaitsubasa-dq9/pages/166.html ・レベル&名前別敵ランク ttp //www15.atwiki.jp/akaitsubasa-dq9/pages/179.html ・青宝箱 ttp //www15.atwiki.jp/akaitsubasa-dq9/pages/168.html ・ボス ttp //www15.atwiki.jp/akaitsubasa-dq9/pages/167.html ・最強武具一覧 ttp //www15.atwiki.jp/akaitsubasa-dq9/pages/151.html ・中断技 ttp //www15.atwiki.jp/akaitsubasa-dq9/pages/177.html ・すれ違い通信で盛んに出回っている地図情報(まさゆき、ロッカー等) ttp //www12.atwiki.jp/baramos/pages/53.html ▽DQ9宝の地図攻略スレ用まとめwiki(テンプレ・過去スレリンク) ttp //www21.atwiki.jp/dq9takaramatome/ 2 Q 地図どこで手に入れるの? A クエストかクリア後のセントシュタイン城の王様から貰う クリアして空飛べるようにならないと行けない場所が多いのでまずクリアしろ Q 地図の場所はどこ? A 1見て自力で捜せ、ここで質問してもスルー Q 中断技ってなに? A wik見るなりして自分で調べろ、ここで質問してもスルー Q Lv50とかなのに貰える地図Lvが低いんですが? A PT全員Lv99でも貰えるのはLv50とかそんなもの 貰えるLvは地図Lvと主人公のLvが関係している Q 地図名で出るボスが決まってる? A ある程度は地図の名前、Lvで絞り込むことが可能 ただあんまり名前で悩むよりも、どんどん潜った方がいいかもしれない Q バラモスの地図はどうやって? A アイスバリー海岸の小島洞穴にある骸骨からのクエストを受けろ 海賊ウーパーを何度も倒していくとクリア条件を満たして貰えるようになる ウーパー狩りたければ海辺の洞窟かダーマ付近の海で口笛でも吹いてろ Q バラモス強いけどなんとかなりませんか? A 仁王立ちで防御しろ。盾役はマジックシールド、フバーハ、スカラあれば。 他にも全員ミラーシールドやって魔法反射でヌッコロスとか。 Q バラモス倒したら経験値を~って出たんだが? A 経験値やれ。あげると強化されて1ずつLv上がっていく あげないといつまでたってもLvがあがらない仕様(歴代ボスの地図のみ) Lv16まであげると次の歴代ボスの地図を落とすようになる Lv低い状態でしか落とさない武具があるのでLvあげる前に必要分拾っておくと良い Q メタルキングはどこ? Q プラチナキングはどこ? A 1のランク別出現モンスターを参照 メタルキングは水のマップがランク的には楽に出やすい プラチナキングは遺跡の敵ランク12で出現 Q 青箱の中身って? A 一度潜ったらそのダンジョンの構成と青箱の配置は固定される 各箱の中身のランク、テーブルも固定 各ランク毎の出現する可能性がある中身は 1のwiki青宝箱を参照 Q グレイナルなかなか出ないんですが? A Lv70以上の地図で出現する可能性があるので、そこを根気よく Q バラモス以外の歴代ボスは? A バラモス→ムドー→ドルマゲス(打ち止め) グレイナル地図落とす→竜王→デスピサロ→ミルドラース(打ち止め) 他歴代ボスは配信 Q 敵の出ないフロアがあった Q メタキンオンリーフロアでくちぶえ吹いたら敵すり抜けるようになった A 既出 3 ●青箱判定目安 ・最強武器素材武器箱(S箱) せかいじゅのは、天使のソーマ、リサイクルストーン ・メタスラ箱(A箱) 3000G、げんま石 上記出たら確定 1500G以上の箱はパンドラボックスが出るのでそれも目安に 詳しい中身についてはwiki参照 ●魔王関連 クエストNo.062 しかばねのきおく ↓ バラモスの地図 Lv01-08 ゆうしゃのブーツ20%-25% シルバーオーブ5% Lv09-15 ゆうしゃのふく20% シルバーオーブ6% Lv16-99 ムドーの地図 10%-40% シルバーオーブ6%-10% ゆうしゃ装備はバラモスレベル上げすぎると取れなくなります。 ↓ ムドーの地図 Lv01-08 レイドックブーツ20%-25% イエローオーブ5% Lv09-15 レイドックの服15% イエローオーブ6% Lv16-99 ドルマゲスの地図10%-40% イエローオーブ6%-10% ↓ ドルマゲスの地図 地図ドロップなし Lv01-08 トロデーンブーツ20%-25% パープルオーブ5% Lv09-15 トロデーンバンダナ15% パープルオーブ6% Lv16-56 天空ズボン15%-25% パープルオーブ6%-7% Lv57-68 天空のかぶと15% パープルオーブ8% Lv69-99 天空の服15%-25% パープルオーブ8%-10% ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ グレイナルがボスの宝の地図 確率5% ↓ 竜王の地図 Lv01-03 小さなメダル100% ラダトームブーツ15% レッドオーブ5% Lv04-08 小さなメダル100% ラダトームかぶと15% レッドオーブ5% Lv09-15 小さなメダル100% ラダトームよろい15% レッドオーブ6% Lv16-99 小さなメダル100% デスピサロの地図10%-40% レッドオーブ6%-10% ↓ デスピサロの地図 Lv01-03 小さなメダル100% 天空のブーツ15% グリーンオーブ5% Lv04-08 小さなメダル100% 天空のブーツ20% グリーンオーブ5% Lv09-15 小さなメダル100% 天空のブーツ25% グリーンオーブ6% Lv16-99 小さなメダル100% ミルドラースの地図10%-40% グリーンオーブ6%-10% ↓ ミルドラースの地図 地図ドロップなし Lv01-15 小さなメダル100% グランバニアリスト15%-25% ブルーオーブ5%-6% Lv16-40 小さなメダル100% グランターバン20%-25% ブルーオーブ6%-7% Lv41-68 小さなメダル100% グランバニアのくつ20%-25% ブルーオーブ7%-8% Lv69-99 小さなメダル100% グランバニアローブ15%-25% ブルーオーブ8%-10% 4 ●最強武具について ※詳細はwikiや 1の関連スレを参照 ・最強武具の元素材は宝の地図で拾う。武器はSランクの青箱。防具は10体のボス ・最強武具は何度も錬金で強化して作らないといけない 元素材→1段階強化→2段階強化 ↓ ↓大成功確率10~50%(武具に対応する主人公のステータスで変動) ↓ 錬金大成功で3段階強化(最強武器) 3段階目は1段階目からの錬金で大成功しないといけない 確率は高くて50%。低ければ10% 失敗すれば、リサイクルストーンを使ってもう一回はじめから錬金をやり直す必要がある 大成功するかもしれない錬金の時は強制的にセーブされるので、セーブ&ロードが使えない 必要な素材は1回のループでしんかのひせき×4、オーブ×4 ・最強武器元素材 ほしくずのつるぎ /きしんのまそう /サウザンドダガー /ひかりの杖 /グリンガムの鞭 /しゅらの棍 /竜王の爪 /ひっさつの扇 /グレートアックス /大地くだき /メテオエッジ /天使の弓 (以上、Sランクの青宝箱から出現) ・最強防具元素材 盾 りんねの盾→ブラッドナイトDrop 頭 じあいの兜→怪力軍曹イボイノスDrop (頭 はるかぜのぼうし→邪眼皇帝アウルートDrop) 体上 しょうりの鎧→魔剣神レパルドDrop 体上 そらのトーガ→アトラスDrop 体上 天使のローブ→破壊神フォロボスDrop 腕 カグツチの小手→黒竜丸Drop 腕 わざしの手袋→スライムジェネラルDrop 体下 むてきのズボン→ハヌマーンDrop 足 えいゆうのブーツ→SキラーマシンDrop 足 りせいのサンダル→イデアラゴン 5 ●地図ボスのドロップアイテム 通常ドロップ : レアor超レア 盗む : 通常orレア オート盗む : レアor超レア 必殺(お宝ハンター) : レア 超必殺(スーパールーレット) : なしorレアor超レア ・必殺(お宝ハンター)詳細 戦闘後に入手不可な通常をひいた時は「何も起こらなかった」になる 戦闘中に入手不可な超レアはそもそも判定に掛からない ・超必殺(スーパールーレット)詳細 発動の為に全員分の「ひっさつのおうぎ」がほぼ必須 効果は以下の3つのいずれか ①経験値+お金UP ②経験値+お金UP+お宝ゲット(5%のやつ) ③経験値+お金UP+レアお宝ゲット(2%のやつ) ●スーパールーレットFAQ Q 四人全員魔法戦士、盗賊にしないといけないの? A パーティ内に魔法戦士、盗賊が一人でもいればOK Q レアアイテムと通常アイテムだとメッセージに違いは出る? A レアアイテムだと「レアお宝GET」、通常アイテムだと「お宝GET」と異なるメッセージが出る。 Q 「お宝GET」が出た後にもスーパールーレット繰り返して「レアお宝GET」を出すことは可能? A 可能。 Q 「レアお宝GET」が出る確率はどれくらい? A およそ10%前後。 Q 「レアお宝GET」が全然出ないんだけど… A 出ない時は徹底的に出ない。一度ボスを倒して電源リセットするのもアリ。 Q スーパールーレットでオーブはとれる? A オーブは無理。 Q 100回やっても出ません!>< A それEXPルーレットじゃね? 6 ●宝箱 ・宝箱が出現するのは3階以降、宝箱の上限は各階3個まで ・敵のランクは4階毎に変わる(1~4階がランク3なら5~8階はランク4、という具合) ・A箱は敵ランク9以上の階、S箱は敵ランク11以上の階で出現(敵ランクの詳細は 1) ●すれ違い通信 ・すれ違いで交換してる地図データは、「地図No・地図の種類・場所・発見者」 ●宝の地図の地形割合 洞窟 約30% 遺跡 約40% 氷 約10% 水 約10% 火山 約10% ●ボス毎の1階敵ランク・階数の関係表 ※これ以降、1階敵ランクのことを便宜上ランクと表記 ID ボス ランク 階数 レベル 地図名(後半部分) *1 黒竜丸 . 1~4 02F~06F 01~26 花 /岩 /風 /空 /獣 /夢 . 8~9 12F~16F 46~71 *2 ハヌマーン 1~5 02F~10F 01~44 花 /岩 /風 /空 /獣 /夢 . 8~9 12F~16F 49~74 *3 スライムジェネラル 1~5 02F~10F 01~47 花 /岩 /風 /空 /獣 /夢 . 8~9 12F~16F 52~77 *4 Sキラーマシン . 2~6 04F~12F 13~59 空 /獣 /夢 /影 /大地 /運命 . 8~9 12F~16F 55~80 *5 イデアラゴン 2~6 04F~14F 16~68 空 /獣 /夢 /影 /大地 /運命 . 8~9 12F~16F 58~83 *6 ブラッドナイト 3~9 06F~16F 28~86 空 /獣 /夢 /影 /大地 /運命 *7 アトラス 3~9 06F~16F 31~89 影 /大地 /運命 /魂 /闇 /光 *8 イボイノス 4~9 10F~16F 49~92 影 /大地 /運命 /魂 /闇 /光 *9 アウルート . 4~9 10F~16F 52~95 影 /大地 /運命 /魂 /闇 /光 10 レパルド . 5~9 10F~16F 58~98 魂 /闇 /光 /魔神 /星々 /悪霊 /神々 11 フォロボス . 6~9 11F~16F 67~99 魂 /闇 /光 /魔神 /星々 /悪霊 /神々 12 グレイナル 6~9 11F~16F 70~99 魂 /闇 /光 /魔神 /星々 /悪霊 /神々 ・その他情報については、 1の敵ランクやボスの情報を参照 ※スレ内では質問しない事(荒れる原因となります) 7 ●地図名など ・地図の階数はその地図のランクに関係 ・地図名の前半部分(はかなき、など)は、その地図のランクに関係 ・地図名の後半部分(花、影、など)は、その地図のボスに関係 ・地図名のたからのちずでは表示されていない部分 (地下道、アジト、墓場、など)は、その地図のランクと階数に関係 レベル 階数 ランク1 01~17 2F~4F ランク2 01~32 2F~6F ランク3 01~53 2F~10F ランク4 10~74 4F~14F ランク5 22~86 6F~16F ランク6 37~95 8F~16F ランク7 52~98 10F~16F ランク8 46~99 12F~16F ランク9 49~99 12F~16F 階数 ランク 02F-03F 1~3 04F 1~4 05F 2~4 06F 2~5 07F 3~5 08F-09F 3~6 10F 3~7 11F-14F 4~9 15F-16F 5~9 地図名(前半部分) ランク はかなき /ちいさな /うす暗き 1~2 ゆらめく /ざわめく 1~4 ねむれる .3~4 怒れる /呪われし . 3~8 放たれし /けだかき /わななく 5~8 残された .. 5~9 見えざる /あらぶる /とどろく /大いなる 7~9 地図名(後半部分) ランク 出現ボスID 花 /岩 /風 1~5 ,8~9 .1~3 空 /獣 /夢 1~9 1~6 影 /大地 /運命 . 2~9 4~9 魂 /闇 /光 3~9 7~12 魔神 /星々 /悪霊 /神々 5~9 10~12 分類名 ランク 階数 地下道 /洞くつ . 1~5 2F~7F 坑道 /雪道 /沼地 . 3~8 2F~11F アジト /氷穴 /地底湖 /火口 . 1~9 4F~13F 道 /雪原 /湿原 /牢ごく 2~9 6F~15F 墓場 3~9 8F~15F 巣 /遺跡 /凍土 /水脈 . 3~9 10F~16F 世界 4~9 12F~16F 奈落 /迷宮 /氷河 /眠る地 /じごく 4~9 14F~16F 8 ●各ボス最浅階出現時のB1F敵ランク、レベル目安表 (B2F+BOSS) . ランク1 .ランク2 .ランク3 黒竜丸 . Lv01-05 Lv01-08 Lv01-08 ハヌマーン Lv01-08 Lv01-11 Lv04-14 スライムジェネラル Lv01-11 Lv04-14 Lv07-17 (B4F+BOSS) . ランク2 .ランク3 .ランク4 Sキラーマシン . Lv13-23 Lv16-26 Lv19-29 イデアラゴン Lv16-26 Lv19-29 Lv22-32 (B6F+BOSS) . ランク3 .ランク4 .ランク5 ブラッドナイト Lv28-38 Lv31-41 Lv34-44 アトラス Lv31-41 Lv35-44 Lv37-47 (B10F+BOSS) ランク4 .ランク5 .ランク6 .ランク7 イボイノス Lv49-59 Lv52-62 Lv55-65 Lv58-68 アウルート . Lv52-62 Lv55-65 Lv58-68 Lv61-71 レパルド . . Lv58-68 Lv61-71 Lv64-74 (B11F+BOSS) ランク6 .ランク7 .ランク8 .ランク9 フォロボス . Lv67-77 Lv70-80 Lv73-83 Lv76-86 グレイナル Lv70-80 Lv73-83 Lv76-86 Lv79-89 ●ランク12の敵が出現するマップ(1F敵ランク9、階数13以上)のレベル目安表 ※前提条件:地図名の前半部分が 残された /見えざる /あらぶる /とどろく /大いなる のいずれか ボス レベル 地図名(後半部分) 黒竜丸 . 52~71 花 /岩 /風 /空 /獣 /夢 ハヌマーン 55~74 花 /岩 /風 /空 /獣 /夢 スライムジェネラル 58~77 花 /岩 /風 /空 /獣 /夢 Sキラーマシン . 61~80 空 /獣 /夢 /影 /大地 /運命 イデアラゴン 64~83 空 /獣 /夢 /影 /大地 /運命 ブラッドナイト 67~86 空 /獣 /夢 /影 /大地 /運命 アトラス 70~89 影 /大地 /運命 /魂 /闇 /光 イボイノス 73~92 影 /大地 /運命 /魂 /闇 /光 アウルート . 76~95 影 /大地 /運命 /魂 /闇 /光 レパルド . 79~98 魂 /闇 /光 /魔神 /星々 /悪霊 /神々 フォロボス . 82~99 魂 /闇 /光 /魔神 /星々 /悪霊 /神々 グレイナル 85~99 魂 /闇 /光 /魔神 /星々 /悪霊 /神々 宝の洞窟確認用地図(クリック別ウィンドウで大きく表示) 宝の洞窟確認用地図に無い地図が作成された。当時すれ違い通信をしていない、またチートも行っていない。そういうことはあるのか? -- ukya (2009-10-01 14 04 35) fdrffsttffwdhy?? -- イープル、スティーブ (2012-02-27 17 15 33) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/night2ndandante/pages/143.html
Sideイクス 次に地震が起きたらセントラルタワーに向かえと言われて来てみれば、何やら腐ったレンコンのようですね。 タワーの出入り口に人だかりが出来ていて軽いパニック状態です。 人だかりからしきりに『停電』という言葉が聞こえます。恐らくはタワーが停電して非常用電源も動かない状態ですか。 ダイコンのようにそびえたつセントラルタワー。多くの店や企業がトウモロコシのごとくぎっしり詰まっているため中にいる人の数も相当なものでしょう。 このままではブリッツ探しもままならないですねぇ。ここは月衣で姿を隠して中に入ることにしますか。 使徒の姿に戻って侵入するのに適当な窓ガラスを探して飛び上がったその時です。 突如として空に巨大な紅い月が昇りました。 辺りを見渡してみると地上の人ごみに紛れて紫キャベツヘアーの彼がいるじゃありませんか。 紫キャベツヘアーことヴァイオラは人ごみから離れて忽然と姿を消してしまいます。 ヴァイオラが消えた地点には比較的小規模なドーム状の月匣が展開されていました。 月匣とは常識を遮断する個人結界である月衣の拡大版と言えばわかりやすいですかね。 内部では侵魔や冥魔は本来の力をより発揮できるため、ウィザードの戦場はこの月匣内部となることが多いです。 この紅い月こそが月匣の展開を知らせてくれるのですよ。この紅い月は常識から外れた存在である僕達ウィザードや侵魔、冥魔しか見ることができません。 月匣が展開されている空間は現実世界と切り離されるためイノセントは出入りできず、内部での出来事をイノセントは記憶できないのです。 戦うにはウィザードと冥魔のお互いに都合の良い空間というわけです。 ヴァイオラが突然消えたように見えたのはこの月匣内に入ったからですね。 人間の姿になって僕も早速内部に侵入してみると、ヴァイオラが僕に背を向ける形でなにやらぶつぶつと呟いています。 僕は確か彼に助力すればいいのでしたね。彼はまだ僕に気づいていないみたいです。まずは挨拶から。コミュニケーションの基本です。 「そこの貴方、一緒にピザを作りませんか?」 「誰!?」 ヴァイオラは振り返るとキュウリのようにぎょっとした表情で僕を見つめます。何故でしょうか。 ああ、敵と勘違いしているのかもしれませんね。ここは誤解を早急に解く必要があります。 「僕は貴方の大根です」 「・・・・・・なんですって?」 誤解を解くどころか警戒の色が濃くなってしまったような気がします。何故でしょうか。 僕が首を捻っていると後ろから赤ピーマンのような声がしました。 「そこを動かないでください!」 振り返るとそこには輝明学園の制服を着た学生が3人。 「あら、今朝ぶつかったお嬢さんに、男の子じゃない。あの時はどうも。でも今は忙しいの。失礼するわよ」 ヴァイオラは3人を一瞥すると踵を返して立ち去ろうとします。 「ストップ」 銀髪の学生がピーマンのさっきと同じ赤ピーマンみたいな声で呼び止めます。 ヴァイオラは振り向かずに足だけを止めました。 「ブリッツ・・・・・・聞き覚えは?」 「とってもあるわよ。私はソレ関係で忙しいの。道はもう教えてもらわなくても大丈夫よ」 「そうですか。丁度僕達もソレ関係の用事がありまして」 「そうなの。奇遇ね。それじゃあ」 それだけ言うと、ヴァイオラは素早く駆け出して行ってしまいました。そしてヴァイオラを追おうとする3人の学生。 話が見えないですが、とりあえずヴァイオラを助けなければいけませんね。 3人の学生のうち見覚えのあるような青髪の青年は取り逃がしてしまいましたが、赤ピーマン声の銀髪青年と小さな少女の前に素早く回り込むことに成功しました。 「くっ、そこをどいてください!」 赤ピーマン声の銀髪青年は懐から1枚札を取り出すと臨戦態勢に入ります。 さて、どうしたものですかね。僕としては仮にも同じ学園の生徒と不必要に事を構えることは避けたいのですが。 「まったく、アンゼロットの任務は毎回話が見えませんねぇ」 「なんだって・・・・・・?」 僕が思わず呟くと、赤ピーマン声の銀髪青年が構えを解いて緑ピーマンのような声で僕で言いました。 世界の守護者は流石のネームバリューですね。 Side乱火 猛然と駆け出したヴァイオラのすぐ後ろまで追いつくのは僕にとってそう難しいことではありませんでした。 「ちょっと、私は忙しいって言ってるでしょ! 構ってる暇なんて無いの!」 追いつかれることは想定外だったのか、ヴァイオラは後ろをチラリと振り返ると焦りと苛立ちを含んだ声を上げます。 これでも忍者のウィザードですからね。足の速さには自信がありますよ。 しかしブリッツ関係で忙しいとはどういうことだろうか。操っている? あるいは・・・・・・。 「もしブリッツをどうにかしたいと考えているのなら手伝います。だから待ってくださいお兄さーん!」 僕の直感でしかないのですが、どうにも彼は悪人では無い様な気がしたんです。 「嬉しい申し出ね。でも、悪いけど今は誰も信用できないわ」 流し目気味に僕を見るとヴァイオラは何か黒い物体を放り投げてきました。非常に嫌な予感がします。 「えっ、ちょっと・・・・・・アッー」 その黒い物体が地面に落ちた瞬間、鋭い閃光が僕を包みました。やばい、死ぬかも。ティウンティウンティウンティウン。 強烈な光に視界を奪われ、僕は思わず立ち止まって両手で目を押さえてしまいます。 「ただの閃光弾よ。失明はしないと思うわ」 耳元で声がしたかと思えば、ヴァイオラの足音がどんどん遠ざかっていきます。目が、目が死ぬ・・・・・・。 Side響 世界の守護者、アンゼロット。確かにそう言った。 僕は札を仕舞うと、目の前に立ち塞がる輝明学園の制服を着た謎の人物に問いかける。 「貴方は一体・・・・・・?」 「僕はイクスといいます、冷えたコンビニ弁当を一緒に食べましょうか」 どういう・・・・・・ことだ・・・・・・。 言葉の真意を掴めず返答に窮しているとイクスと名乗る男性は続ける。 「貴方がたは、僕にカリフラワーを突っ込む・・・・・・というわけではないようですね」 ふと後ろのレインさんを見てみる。ケータイ弄ってた。 ダメだ、僕が何とかしないと・・・・・・。 「ええと、貴方はアンゼロットの指令でここにきたということですか?」 「ええ、サバの味噌煮です」 ・・・・・・。 意思疎通の放棄も前向きに検討しているとイクスさんは続ける。 「僕のすべき事はヴァイオラへの協力とブリッツの討伐です」 ヴァイオラへの協力? 僕達が聞いた限りヴァイオラは裏切り者で処断の対象。 しかしアンゼロットの指示というのが本当ならば、ヴァイオラを処断する必要なんてあるはずがない。 志摩さんたちは情報を100%正確に伝えなかった? だとしたら何でそんな必要が? わからない事は多いけど、現状ヴァイオラへの攻撃優先度は一気に低下したと見ていいかもしれない。 「貴方がたはイチゴ狩りですか?」 僕が思考の世界にどっぷり浸っているとイクスさんが首を傾げながら尋ねる。 前後の文脈と字面の雰囲気から察するに『訳:君達の目的は?』・・・・・・ かな。 「僕たちはコスモガードからの依頼でブリッツの討伐、並びにヴァイオラの始末を依頼されているんです」 「そうだったのですか。なら、一緒に芋掘りをしませんか?」 『訳:ここは手を組んでブリッツを一緒に討伐しませんか?』 かな。間違ってたらどうしよう。 アンゼロットが後ろ盾に居るならば恐らくヴァイオラは討伐対象から外れる。 ブリッツの討伐と言う目的が一致している以上確かに手を組むのは合理的だけど・・・・・・ 本当にアンゼロットの指令で動いていると言う確証が欲しい。 「できれば本当にアンゼロットの使いであるという証拠が見たいのですが」 「イ、イクスさんがアンゼロットの使いなのは本当だと思いますよ」 弱々しい声と共に乱火さんがふらつきながら戻ってきた。 どうやらヴァイオラは取り逃がしてしまったらしい。 「イクスさんは今日僕のクラスに転校してきたんです。タイミング的にも間違いないでしょう」 成る程。冥魔の出現に合わせて人員を学生として輝明学園に潜入させるなんてそうそうできることじゃない。 直接的な証拠ではないにしろ、どうやら信じてよさそうだ。 「疑うような事をして申し訳ありません」 「別に僕のブロッコリーを見せてもよかったのですがね。それで、一緒に芋を掘っていただけますか?」 僕は乱火さんとレインさんを交互に見やると、2人とも小さく頷いた。 解釈が間違ってなかったことにちょっとだけ感動。 「ええ、僕は北河響と言います。よろしくお願いします」 そこまで言い終えると、不意に僕と乱火さんとレインさんの携帯電話が鳴る。東野さんからのメールだった。 『ブリッツが潜伏している場所が分かりました。街はずれにある廃工場にて目撃情報あり。討伐に向かってください』 廃工場の地図情報と画像も添付されている。 「廃工場にブリッツが出現したみたいです。急ぎましょう!」 乱火さんがそう言った瞬間、ヴァイオラが構築したと思われる月匣が消滅した。周囲が再び停電に動揺する人たちの喧騒に包まれる。 まるで僕達をどこかで見ていたとしか思えないようなタイミングだな・・・・・・。 Prev 原因不明のゆれ
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/3842.html
ウィザードリィI・II 機種:PCECD 作曲者:小林美代子 開発元:アクセス 発売元:ナグザット 発売日:1993年7月23日 概要 『ウィザードリィ 狂王の試練場』と『ウィザードリィIII ダイヤモンドの騎士』(本来はこのIIIがシナリオ2に当たる)をカップリングした作品。 音楽は羽田健太郎氏ではなく、キューブのスタッフによるもののためアスキー版とは別の曲が使われている。 PCエンジンCD-ROM2らしくCD音源を使った豪華なBGMが魅力であり、一部のBGMはCD-DAと内蔵音源の切り替えが可能である。 次回作として『II』と『IV』をカップリングした『ウィザードリィIII・IV』が発売されている。 収録曲(仮タイトル/No.はCDトラック番号) No. 曲名 補足 順位 08 タイトル 06 リルガミン 09 オープニング(I) 10 オープニング(II) -- 冒険者の宿 内蔵音源 -- ボルタック商店 内蔵音源 -- カント寺院 内蔵音源 -- キャンプ 内蔵音源 04 ダンジョン(I) 内蔵音源に切り替え可能 05 ダンジョン(II) 内蔵音源に切り替え可能 03 通常戦闘 内蔵音源に切り替え可能 第1回マイナーレトロ88位第2回マイナーレトロ75位第3回マイナーレトロ50位RPGバトル448位 14 中ボス戦闘 13 大ボス戦闘 11 エンディング 07 スタッフロール 12 全滅
https://w.atwiki.jp/nightwizard/pages/37.html
編集報告、管理人への連絡などにご利用ください。 コメントの過去ログもあります。 クロスSSスレのまとめサイト「NW!クロスSS保管庫」を作ったので、そちらもよろしくお願いします。 -- 管理人 (2007-12-16 12 12 09) DVDの初回特典で公開されたデータの扱いで注意すべきこと(ネタバレの配慮等)はありますか? -- 名無しさん (2007-12-22 23 50 56) 詳細はぼかしつつ……っていうのがいいんじゃないかなと。超☆独断ですが。 -- 管理人 (2007-12-30 16 42 30) AAを見つけたので勝手ながら掲載しときました -- 名無しさん (2008-01-19 06 42 57) アニメ版 第六話で柊が下がっているのは身長ではなく年齢だったはず。 -- 旅人 (2008-01-25 15 36 28) ゲーム版に関する記述はどのあたりまでOKでしょうか -- 名無しさん (2008-02-29 19 50 08) (↑の続き)またゲーム攻略ページなどは作ってみるべきですかね? -- 名無しさん (2008-02-29 19 53 32) どーしましょ。考えておきます。 -- 管理人 (2008-03-01 03 43 18) 暫定ページを作っておきました。情報がまとまり次第、整理する方向で。 -- 管理人 (2008-03-02 10 09 33) PS2版の背景キャラは、神田和泉ではなくコミック版の竜之介の様です。連載雑誌のPS+に情報がありました。 -- 名無しさん (2008-03-20 23 59 28) エイプリルフール終了。Wikiのデザインとタイトル、TOPページの3箇所のみですが遊んでみました。なお、この時のスクリーンショットは管理人のページに置いてあります。 -- 管理人 (2008-04-02 04 26 08) アニメ未登場のキャスト、古谷さんの下に池田秀一さんもあるべきかと。 -- 粉砕する者。 (2008-04-23 10 24 48) どうやら(管理人権限で更新せずに)放置してると、広告が上部に来るようになったそうです。保守、保守っと。 -- 管理人 (2008-07-01 18 47 58) 少し前から脚注機能が上手く働かない現象が起きてましたが、@Wikiに不具合報告したら直ってました。バグだったようです。 -- 管理人 (2008-07-31 16 20 36) 2chAAスレにあった未収録のAAを掲載しました。 -- 名無しさん (2008-09-02 18 51 00) コメント連投スミマセン。AA収録の際、「アニメ未登場キャラクター」が容量を超えたので(魔王編)と(ウィザード編)に分けました。 -- 名無しさん (2008-09-02 19 52 36) AA数点を掲載いたしました。 -- 名無しさん (2008-09-10 00 33 30) 勝手ながら柊姉などのAAを掲載しました。 -- 名無しさん (2008-09-22 04 02 07) 2chスレの藤原竜之介のAAを掲載しました。 -- 名無しさん (2008-09-27 22 53 22) quot狩人”レライキア・バルのAAを掲載しました。 -- 名無しさん (2008-10-15 22 18 38) 2ch各スレからAAを掲載いたしました。その際に容量オーバーとなったエリスのページを勝手ながらその1とその2に分けさせていただきました。 -- 名無しさん (2009-02-02 02 12 13) ネタ/アスキーアート以下の記事名やリンクなどを少し整理しました -- 管理人 (2009-02-02 08 05 55) 2009年のエイプリルフールも無事終了。管理人のページにスクリーンショットを置いときますね。 -- 管理人 (2009-04-01 22 51 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/night2ndandante/pages/197.html
約束してくれ。危険を感じたらすぐに撤退すると -カイゼルクラウンを束ねる賢王- パーソナルデータ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ここに画像のURLを入力。サイズは自動調整されます) 名前 エドガー 属性 火 / 冥 一人称 私 種族 人間 性別 男性 年齢 43歳 ワークス 国王 身長 185cm 体重 71kg 瞳の色 茶色 髪の色 銀色 肌の色 肌色 ウィザードクラス ? スタイルクラス ? 戦闘スタイル ? 第一サブクラス - 第二サブクラス - 第三サブクラス - 概要 カイゼルクラウンの国王。 文武両道で、カイゼルクラウンきっての武人でありながら、頭の回転も良く、 他国との貿易交渉で常に優位に立ち回り国を大きく発展させた。 誰にでも平等な政策、そして自身が最前線で戦う姿は国民にとって憧れと尊敬の対象であり、絶対的な支持を集める。 国の西部に広がる森林『ムーア保護地区』がプラーナの集まる土地であると判明してからは 魔王の再出現を防ぐため警備を強化している。
https://w.atwiki.jp/nightwizard/pages/164.html
サンプル人狼とは、第9話でナイトメアに抱えられていた人狼の少女である。 ただし「サンプル人狼」という名前は公式の名称ではなく、ファンの間で用いられている呼称に過ぎない。 概要 TRPGルールブックには、ウィザードのクラス毎に作成された「サンプルキャラクター」のデータが用意されており、初心者でもこのサンプルを使うことですぐにゲームが始められるつくりになっている。(*1) サンプル人狼は、その外見を1stルールブックの「サンプルキャラクター:人狼」からそのまま持ってきている。 サンプル人狼の苦難 第1版ルールブックの表紙から既にサンプル人狼のイラストは描かれているものの、これまでリプレイなどに露出することは無かった。 「サンプル強化人間」は灯のイメージソースとして、「サンプル魔術師」はマユリとして……というように、表紙を飾った他のキャラクターはみな、名前のあるキャラクターとして世に出たというのにである。 サンプル人狼の、最初で最後の華だったと言えよう。
https://w.atwiki.jp/night2ndandante/pages/205.html
まあまあ。私に優しくしておくと後で良いことがあるぞ? -変わり者の風雷神- 概要 裏界魔王の1人。 魔王きっての変わり者と称されている。 一時の気まぐれで目の前に残された赤ん坊のリディアを拾い、 ロンギヌスに引き渡すまでの3年間リディアの世話をしていた。 魔王の中ではかなり話の通じる部類。 状況次第ではウィザード達と協力することも辞さない合理主義。 リディアに対してはそっけない態度を取っているが、内心かなり気にしていた。 イコ=スーの動きに細心の注意を払っており、ムーア保護地区にも誰よりも先に到着。 魔王の抜け殻として生き続けるか、本来あるべき姿(イコ=スー)と融合するか、 どちらがリディアにとって幸せなのか、ずっと答えを出せないでいた。